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兵庫県から出走を予定しているJBCでの有力馬の1頭であるチャンストウライ号

今回は同馬を所有されるジェントルマンホースクラブ様、および管理される寺嶋正勝調教師様に
JBCに向けて、チャンストウライ号を中心に関係者の方から貴重なお話を伺うことができました。

聞き手は関西学生愛馬会・特別取材班です


-今や兵庫県の顔となったチャンストウライですが
デビュー前はどのような馬だったのでしょうか?

『第一印象は、とにかく平凡な馬だったかな。能検の時計も目立たなかったしね。正直、デビュー戦は無事に回ってくれればといった感じでした。』


-終わってみれば完勝の内容でした。

『うまくゲートを出れば2、3着にはと思ったけれど
“えっ、何でこんなに走るの?”というくらい直線ではいい脚を使ったね。』


-その後、JRAで芝のレースを使いました。

『2戦目で岩田騎手(現JRA)で中央の芝に挑戦して、芝でも走れそうな手応えがあった。
それで今度は京都(萩ステークス)へ連れて行ったんだけど、メイショウサムソンやドリームパスポートに混ざった中で着順はともかく先行して見せ場を作った。そう悪い内容ではなかった。』


-骨折が判明し、復帰が翌年5月に。

『骨折での休養が成長期と重なったため、休みを取りつつも
馬体がパワーアップして帰ってきた。これこそまさにケガの功名だろう。
その休み明けでいきなり1700m戦を使ったが、圧勝してくれた。
こんなパフォーマンスをする馬はそうそういない。期待以上の走りだ。』


-兵庫ダービーではジョイーレとの一騎打ち。

『まさに死闘だったね。ただ、チャンストウライは勝負根性が違う!とにかく並ぶと強い!』


-無理のないレースの使い方で確実に力をつけている。

『中40~50日でローテーションを考慮している。
馬を長く使っていくことにはもっとも大事なことだと考えています。』
チャンストウライ1



-2007.1.25でのオープン戦ではベストタイザン相手に半馬身差の完勝。

『乗っていて感じるんだけど、グッと伸びる感じと勝負根性は本当にすごい。
馬自身がゴール板がわかっているのかもしれない。
おっ…と思うのは前の馬を抜かさないとゴール後も止まらないこと。
逆に1着でゴールするとすぐ止まるし、装鞍場にもすぐ戻る。
きっと負けず嫌いな性格なんだろう。』

チャンス3



-名古屋大賞典を視野に入れて遠征した梅見月杯(2着)ですが。

『逃げたムーンバレイに上手く乗られた。本番の名古屋大賞典もやや不完全燃焼気味。こんなはずではないという思いが強く残った。』


-帝王賞出走で初のナイター競馬、大井へ遠征。

『JRAからも強いのが沢山出てたし、南関東勢も強力だったし、チャンストウライにとって初めてのGⅠで、どこまでやれるか。調子が良かったから掲示板くらい走ってくれれば良いなという思いはあったが。4着とは驚いた』


-中央・地方交流重賞でもやれる力をつけてきたということですね。
その成果が実った今年の佐賀記念、兵庫県所属馬として初の交流重賞勝ち。
振り返っていただけますか?

『2007年からチャンストウライを他場での交流競走をメインで使い出すようになりました。
輸送に関しては全く心配ないし、使い減りしないのもこの馬の強みじゃないかな。
佐賀記念は、これまでの内容からも十分勝ち負けできると思っていた。』


-2着のクーリンガーに4馬身差圧勝、さらにレコード勝ちとこれ以上ない好結果。

『エンジンがかかってから強かったね!この勝利で今年のJBCを本格的に意識しました!』



-佐賀記念の後に阪神大賞典出走を選択しました。

『2歳時に芝を使っているし、前半を流していく3000mはチャンストウライに合っていると思っていたんだ。
1番調子も良かったし、もしや…と夢を見たんだけどね。それでも勝ったアドマイヤジュピタから1秒3差なら上々。』


-昨年に続いて帝王賞に挑戦しましたが、前回とは何か変わった点はありましたか?

『実は、昨年のデキにはなかった。 若干ではあるが仕上げが気に入らなかったし。
レースでも外に行けず前は止まらずでツキもなかった感じ。これは競馬だから致し方ないが。』


-さて、気になるチャンス到来の近況ですが、予定されていた
ブリーダーズゴールドカップを回避しました。夏負けとのことですが?

『真夏日が例年になく頻発していて、見た目にはそう変化はないが
中身にガタが来ていた。それで1ヶ月近く休まざるを得なかった。
仮に出走するにしても、兵庫~旭川の輸送が1日半かかるからね。輸送前に回避を決めたのは不幸中の幸いだったと思うし、大事をとって夏を全休した。』


-JBCを迎えるにあたって、仕上がりが気になります。

『出走体制は整いましたね。やっと本来の姿に戻ってきたところです。』


-騎乗予定の下原騎手にはどのような戦法を?

『いつもそうだけど、あまり言わない。重賞には滅法強い下原騎手だから任せることにしています。騎乗にはノータッチ。とかく大レースだと人が入れ込んでしまうことが多いけど、人の気持ちというのはストレートに馬に伝わるんですよ。こちらが入れ込んでいたら馬も入れ込むしね。それが一番良くない。自分も平常心、騎手も平常心で臨めればと思う』


-現在、チャンストウライに続き2歳馬では先日重賞を勝ちましたカラテチョップが活躍していますが、これからの寺嶋調教師の抱負などをお聞かせください!

『カラテチョップはチャンストウライと馬主さんも厩舎も厩務員さんも同じ。素敵な出会いというか強運というか何と言うか・・・こんな事は簡単にあるもんじゃない、本当に凄いことだと思う。今後の抱負ですが、基本的には今まで通り、マイペースで。常に平常心でドシッと構えますよ。数字的な当面の目標としては500勝かな。あとは、いつかはドバイとか海外の競馬もチャレンジしてみたい。やはりホースマンとして、夢は大きく持っていたいからね。』

寺嶋調教師



【取材を終えて】

JBC直前取材をさせていただけた中で、寺嶋調教師の“馬を大切にしてローテーションを組む”
という姿勢がチャンストウライをここまで強くさせてきたということに共感しました。
『いつも勝とうと思うと、どこかで無理が出てきてしまう』という信念を貫かれています。

そのチャンストウライ、意外にもデビュー前の師の評価は『オープンまでとは考えてなかった。特別まで行ければ…。』
という馬だったのです。そのチャンストウライの“今”を導いたのは寺嶋調教師の相馬眼や敏腕もさることながら、馬主、騎手、厩務員の方々など、この馬に関わる関係者全てが持っている、変わることのない“馬を思いやる熱いハート”があればこそではないでしょうか。

気になる今後のチャンストウライですが、交流重賞中心のローテで使われていくようですから、地元園田で見れる機会は少ないかもしれません。それだけに、地元園田でのJBCでのチャンストウライの走りを、しっかりとこの目に焼き付けたいと思っています。


そして今回、このようなお話を聞ける機会を作っていただいた関係者の皆様には本当に感謝しています。馬づくりのこと、馬への愛情、姿勢・・・立場は違えど同じ競馬を愛するものとして、とてもいい勉強になったと考えています。

私は今回、初めて調教師の先生に取材をさせていただいたのですが
竹を真っ二つに割ったようなスカッとした歯切れのよさが印象に残りました!
ヴァーミリアン、サクセスブロッケン、フリオーソら中央・他地区の馬が強いのはもちろん分かっている。
しかし…しかし、それでもチャンストウライには園田競馬というホームグラウンドで生え抜きとして育った意地がある。

今日の取材を終えてから、書き留めたノートに寺嶋調教師からサインをいただきました。
このノート、実はサインできるスペースは2ヶ所あって、先生にはそのうちの片方にお願いしました。

なぜなら空けたもう片方には、近く歓喜の涙に濡れたペンでサインをもらえるように…ね。

チャンス4



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2008.10.31 Fri l 出走馬特集 TB(0) l top ▲

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